オンライン課題出題

〔埼玉りそな銀行を通じて〕

地域の次世代を担う子供達のために。

埼玉県立幸手桜高等学校
訪問リポート
県立幸手桜高校

埼玉県立幸手桜高等学校は、県立幸手商業高等学校と県立幸手高等学校が統合され、平成25年4月に幸手桜高等学校として新たに開校した商業系を主とする全日制の総合学科の学校です。

清々しい秋晴れの日
埼玉県立幸手桜高等学校を訪問。

 秋雨全線や台風の接近などで、ほとんどの日が雨や曇りのぐずついた天気だった9月。 しかし、学校訪問当日の9月28日(月)の天候は朝から雲ひとつない澄み切った秋晴れの青空に恵まれた清々しい陽気となりました。
 前回2年前に訪問させていただいた時は8月の夏休みの期間中でしたので校舎は静かでしたが、今回は先生や生徒の皆さんが授業中の訪問となりました。
 校舎のあちらこちらから聞こえてくる授業の様子を肌で感じると懐かしさとともに何故か身が引き締まる思いも湧き起こる中、校舎ロビーに向かいました。

教育現場でICT★(欄外説明)環境とICTを活用した
教育活動の現状を実感した貴重な時間。

 受付で丁寧な対応をしていただき、応接室へとお招きいただきました。早速、嶋村 秀樹 氏(幸手桜高等学校 校長:当時)、阿部 浩 氏(同高等学校 教頭:当時)とご挨拶を済ませたあと、目的の時間まで少し時間があったので、いくつかお話を聞かせていただきました。
 何といっても、第一の話題は新型コロナウイルス感染症による事態の発生と未だ先の見えない状態が続いていること。誰もがこんな年になるとは思っても見なかった...。例年なら2年生はこれから「修学旅行」シーズン。いつもだと「長崎」に旅行へ行くとのこと。 インターンシップも毎年2年生から行っているが中止となり、体育祭や文化祭も規模縮小や中止となったこと。登校規制があったり、学校行事にも大きな影響があり、生徒たちに十分な学校生活や思い出づくりをさせてあげられないのではないかといった、お二人の胸をかきむしる思いが伝わってくる様でした。

授業の準備をする先生

教師はタブレットPCやノートPCを活用して授業の資料を作成し、黒板代わりにプロジェクターを使い投影したり、GoogleのClassroomを使用して生徒と個別にメッセージや課題の出題・回答などといったやりとりをするためにタブレットPCは必須アイテムの一つになりつつある。

 また、最近の授業の模様も私たちの頭の中にあるイメージとは一変したような形で進められていることを知りました。
 先生は黒板に内容を板書きしてその説明を聞きながら生徒はノートに板書きを写す。先生は写し終わった頃を見計らって生徒に質問をする…。それが私たちの知っている一般的な授業風景でした。今では先生はタブレット端末にあらかじめ教材を用意しておき、黒板の代わりにプロジェクターを使い投影し授業を進行していく。 「Google Classroom」★(欄外説明)を活用すれば予め用意している学習内容を同時に生徒のタブレットに配信することが可能だとのこと。これにより無駄な時間が省け、その分より深く理解する様に時間を使えるようになり、先生と生徒、生徒同士、クラス全員で情報を共有することもできるという。
 埼玉県では現在「ICT」を活用した教育環境整備が進められているそうだ。
 家庭と学校側のコミュニケーションもプリントではなく、アンケートフォーム等を使用してタイムリーに双方向のやり取りができ、登校規制時やコロナ禍の状況においてはリモート操作にも役立っている。 しかし、予算に限りがある中では現場に十分な環境が整っていないのも事実であり、校舎のWi-Fiの拡張や教員や生徒に対するタブレットやPCの台数不足、従来機器の老朽化など、解消していく事案も多いのではないかと思いました。

グーグル クラスルームマーク
エースパッケージから学校へ寄贈品贈呈式

エースパッケージ「杉山社長:取材当時」(右)から県立幸手桜高等学校「嶋村校長:取材当時」(左)へ寄贈品目録贈呈後の模様。

校長からエースパッケージに感謝状

嶋村校長からエースパッケージに感謝状をいただきました。

校長からりそな銀行へ感謝状

嶋村校長から埼玉りそな銀行・岩槻支店「谷 支店長:当時」(右)へ感謝状贈呈の様子。

株式会社エースパッケージ
埼玉りそな銀行「次世代育成型私募債」
(欄外説明)発行記念による
幸手桜高等学校へ寄贈品の贈呈式が始まった。

 そして午前10:00から阿部教頭先生(当時)進行のもと、幸手桜高等学校へ寄贈品贈呈式が始まりました。嶋村校長先生(当時)のご挨拶、エースパッケージ杉山社長(当時)挨拶、埼玉りそな銀行・岩槻支店 谷支店長(当時)のご挨拶のあと、エースパッケージ杉山社長から幸手桜高等学校へ寄贈品の目録を贈呈。 続いて嶋村校長先生からエースパッケージ、埼玉りそな銀行へ感謝状をいただき、記念撮影の後、10:30分に贈呈式は無事終了しました。
 この度、我が社が埼玉りそな銀行の「次世代育成型私募債」〜明日へのパスポート〜を発行した記念により、同じ地域に所在する県立幸手桜高等学校にタブレットPC10台を寄贈させていただきました。
 終わりに、この機会を作っていただきました幸手桜高等学校の皆さま、埼玉りそな銀行の皆さま、誠にありがとうございました。同じ地域で事業を営むエースパッケージが事業を継続して行く中で、わずかながらでも地域の学校教育のため、環境充実のために貢献できることに感謝・実感できた貴重な1日となりました。
(取材:エースパッケージ パッケージセンター)


★ICTとは

ICTは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションを指します。情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称のこと。 埼玉県は県内の高等学校139校を対象に、情報活用能力の育成やICTを活用した効果的な授業の実現、教職員の業務負担軽減などのためICTのネットワーク基盤整備を進めています。

★Google Classroomとは

Google社の教育者向けのツールG Suite for Educationの中にあるツールのひとつ。ネット上に“クラス”を作り「クラス単位で生徒や学習内容を運営・管理するための無料ツール」。 教育者(先生)側は、生徒を登録して“クラス”を作成し、教材・課題の一括配布・進行チェック・採点を行うことができる。課題の結果に基づき、各生徒にフィードバックを送ることも可能となっている。通知や質問の投稿も可能。

★埼玉りそな銀行「次世代育成型私募債」
~明日へのパスポート~

社債を発行した際に発生する手数料の一部によって、埼玉県内の幼稚園や学校などに図書や備品などを寄贈できる私募債です。~明日へのパスポート~次世代を担う子供たちの育成支援を通じて地域社会の発展を支援する企業が積極的に発行しています。


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